Archive for the 'Apple&iPod' Category

買い物日誌016 1000 songs on your T-shirt


iPod shuffle 4GB Personalized シルバー
¥8,800
購入場所 Apple Store(Online)


2009年3月に発売されたiPod shuffleは、長さが45.2mm、重さは10.7gしかない。
大きさは第二関節から指先位までしかなく、Tシャツの襟に挟んでも重さで生地がたるむこともない。

ランニングマシーンの前面パネルに立てかけたiPodが派手な音を立てて滑り落ち、慌てて緊急停止ボタンを押す。心配そうに駆け寄ってきたトレーナー氏に会釈して、だらりと垂れ下がったコードをたぐりよせる汗だくの自分。要するにトレーニング中にiPodを落とすのは結構恥ずかしい。今月から通い始めたフィットネスクラブで、実はそれを二回もやってしまった。

その、普段使っている第5世代のiPod、もしくはiPhoneをアームバンドで装着して使う事も考えたけれど、走るという目的にあわせて考えると軽くて小さいiPod shuffleが適している気がしてきた。

ところで、iPodが発売されたのは2001年で、当時のコマーシャルで使われていたのは『1000 songs in your pocket』というコピーだった。(YouTube:#01 – iPod 1G – The first Original Commercial

iPodなら1000曲のミュージックライブラリを持ち歩くことができる。事実をそのまま伝えているだけのシンプルなコピーだったけれど、その事実そのものが驚きと興奮に満ちていた。(「ア サウザンソーン イニュアポーケッ」とよく真似していた)

当時は収録曲数と携帯性においてMDウォークマンが優勢だった。MP3プレーヤーなんて触ったことも無くて、CDウォークマンに入れるためにCDを数枚持ち歩いていた時代だ。1000曲分の音楽ファイルを自宅のパソコンで管理することも一般的ではなかった。

それが今や、この小さな小さなiPod shuffleに同じく1000曲が保存できるようになった。ポケットに入れるよりもさらに自由に、Tシャツの襟にくっつけられるようにもなった。

今後iPodはどのように進化していくのだろう。コンピューターをとりまくあらゆる記述がそうであるように、何年後かにこのエントリーを読んだら『2009年はそんなことで驚いていたの!?』 ということになるかもしれない。購入したその日に自室でiPod shuffleを数度見失っているから、これ以上小さくなっては困る気もする。

フィットネスクラブに通いだしてから、環境を整えるための出費が続いている。
でも、iPod shuffleのおかげで集中力が増したのを感じるし、いつもより速く、長い距離を走ることもできる。そしてなにより、好きな音楽を聴きながらするトレーニングは、やっぱり楽しい。


本日の1曲
Let’s Get Retarded / Black Eyed Peas
youtube

信じられるかい? これが僕の “電話” なんだ。 iPhone Keynote@MacWorld2007



アップル社CEO スティーブ・ジョブズの行うプレゼンテーションは “キーノート” と呼ばれる。2007年1月に行われた iPhoneのキーノートを初めて見た時は鳥肌がたった。こんなにも胸躍るプレゼンテーションを未だかつて見たことがなかったからだ。

YouTube
Steve Jobs Keynote Macworld 2007 SF
iPhoneのプレゼンテーションは25分過ぎあたりから。何度も驚かせる話術に場内騒然
iPhoneを発表するスティーブ・ジョブス(日本語字幕)
冒頭からの約8分間のキーノートを字幕つきで見られます
Apple.com ※リンク切れ(2012/10/5確認)
Mac World 2007 Keynote Address(英語)
[Watch iPhone Introduction]から約90分のiPhoneキーノートを視聴できます

ジョブズのキーノートは世界中のApple Maniacsを虜にする。それはキーノートの隅々までアップルの哲学が反映されているからだと思う。
独創的で洗練されたアップルの新製品はもちろん、スクリーンに映し出されるのは説明に必要な最低限の文字、場を和ませるジョークにちょっとした毒舌。ゴージャス・ワンダフル・ブレイクスルーというキーワードの頻出に一層気持ちを煽られてしまう。

この日ジョブズは、まずスクリーンに3つのアイコン(タッチスクリーンiPod・携帯電話・ネット通信機器)を並べ、この日3つの製品の発表があることを匂わせた。そしてすぐ、それが「3つの」機器ではなく、それら全てを含む「1つの」機器であることを告げ、皆が待ちに待ったプロダクト名『 iPhone 』をコールする。

会場は喝采に包まれた、まるでライブ会場でロックスターが登場した時のような盛り上がりをみせる。確信に満ちたジョブズの佇まいと、興奮し身を乗り出す観客の様子に思わず頬が緩む。そしてゆっくりと、ジョブズは言い放った。
___ 我々は電話を再発明した。

ジョブズの行うキーノートのシナリオを “落ち着いて” 分析してみれば、いくつものテクニックを学ぶことができるだろう。ジョブズはプレゼンの名手として、世界中のビジネスパーソンの注目を集めている。その証拠に、彼のキーノートを行う間、アップル社の株価はぐんぐん上がっていくらしい。(iPhoneのキーノートでは、ジョブズがオンラインのデモ操作中にアップルの株価が上昇しているのを知り満足そうに「上がってるね。」と呟くシーンがある)




先日、ついに日本でもiPhoneが発売されることが発表された。昨年末辺りから国内各キャリアによるiPhone獲得への動きが度々報じられ始めた。DoCoMoへのキャリア替えも已む無し! と(勝手に)覚悟していた矢先だったから、iPhoneの登場を待ちわびていたsoftbankユーザの感慨もひとしおである。(自分だけか)

スティーブ・ジョブズは、理想のためなら手段を選ばない完璧主義者であり、冷酷非道なワンマン経営者と揶揄されることが多い。どんなに小さなボタンデザインも彼の厳しい最終チェックをパスしないとならないし、エレベーターで乗り合わせた社員に「今日君はアップルのために何をしたか」と問い、答えられなかった社員はその場で解雇する。

ジョブズはアップル創業時からずっと、コンピュータに詳しくない人にも使いやすいインターフェースを研究し、外装のデザインにこだわり、製品には『人々がそれまでできなかったことをできるようにしたい』という願いを込めてきた。
もっと便利で、よりクリエイティブに。それを叶えるためなら時に手段を選ばない。

トレードマークのブルージーンズで壇上に立つジョブズを見れば、彼がいかにアップル的なエッセンスを体現した人物であるかがわかる。
アップルの製品を心から愛する姿は自信に溢れ、我々はいつも素晴らしいプレゼントを受け取ることができる。もし今後iPhoneを手に取ったなら、キーノートでのジョブズの宣言( __ 今日、アップルが電話を再発明する)が、決して大袈裟ではなかったことが証明されるだろう。

あのジョブズがプレゼンテーションしたプロダクトが手に入る!
アップルの製品にはそんな価値もある。


本日の1曲
Aretha, Sing One For Me / Cat Power


我が家にiMacがやってきた!

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ディスプレイに本体が付属しているようなデザイン。20インチのワイドディスプレイにシルバーと黒のカラーコンビネーション。ニューモデルが発表されて3ヶ月、ついに我が家にiMacがやってきた。

歳末の新宿は買い物に繰り出した人で溢れていて、人々はいつもより少し高価なものを手に取っているように見えた。そういえば、前回Macを購入したのも7年前のクリスマスの日だったことを思い出す。

その夜、購入したiMacをそのまま持ち帰ることにした。外箱も入れれば10キロほどあるけれど、もはや明日や明後日の配送を待っている場合ではない。今夜だけはみんなに負けないプレゼントを手にした気になって電車を待つ。

道端で小休止を繰り返しながら自宅に到着。さっそく旧Power Macのデータのバックアップを開始し、買ったばかりのiMacを机に設置してみた。
今度のiMacはとにかく画面が広い。小さいほうの20インチですら、横幅は50センチ近くある。自宅の机に乗っかったiMacは売場で見るよりずっと大きく感じる。

そろそろと保護シートを剥がすと、つやつやのディスプレイが現れた。10:16のワイドスクリーンは、ウェブブラウジングには横幅が余るほど余裕である。(ちなみに文頭の写真も10:16)
ディスプレイと本体が一体となったオールインワンモデルなので、足下はすっきり。これまで机の脇でブンブンうなっていたPower Macに比べると、iMacは稼動の気配がしないほどに静かなことに驚く。

最新ソフトウェアを受け入れることが出来る最新のOSと贅沢なCPU。いつもページが重くて苦心していたページも「パキパキ」開いていく。
初めてコンピュータを起動するときは、あらゆる最新ソフトウェアのプレゼンテーションが始まるものだ。これまで頑なに断り続けてきたソフトウェアのアップデートも、『どんなモノでも入れたまえよ、君!』という大きな気持ちになってくる。

Mighty Mouseの独特なホイールタッチも癖になるし、最新OS「Leopard」も使い勝手がよく、わくわくする機能が満載である。iMacに付属していたリモコンでコンポにつなげたiPodを遠隔操作できるという、思わぬ快適をも手に入れてしまった。

今や、隣でひっそりと電源を落とす旧Macを使用していたことすら、にわかに信じがたい。そんな自分の順応力に半ば呆れながらも、起動からわずか数時間で元のMacには戻れない体になってしまった。


本日の1曲
Music Is My Hot, Hot Sex / CSS


iMac Fever!

カリフォルニアとの時差を考えると、明朝には世界中に確かな情報が出回っているはずだった。ウェブサイトの ”準備中” の画面でこんなに心が踊ったことが、未だかつてあったろうか?
昨深夜、Apple Storeのサイトがとうとう準備画面に切り替わった。どうやら新製品発売の噂は「今度こそ」本当のようだった。

Appleは米国時間8月7日、カリフォルニア州クパチーノの本社で開催されたイベントでついに新型「iMac」を公開した。iMacのデザインがリニューアルされるのは、2004年の10月以来のことだ。

Apple社のプロダクトは、マイナーチェンジを繰り返す間も何年間かは同じデザインで統一されている。そしてそのほとんどがとても印象的なデザインであるけれど、とかくiMacはAppleらしいデザインを体現したモデルといえる。一時期の可愛くて手軽なイメージは薄れ、プロの仕事に応えられるコンピュータに成長した。

Appleファンにとって、スペックのアップグレードは勿論、デザインチェンジは重要な問題である。
新しいiMacの登場は、世界中のデザイン事務所を景色が変えると言っても過言ではない。歴代のiMacがそうであったように、デザイン関係のみならず映画や雑誌の気の利いたインテリアの一部として登場するはずなのだ。(これは一大事だ!)

そんな重要な問題であるのにも関わらず、Apple社は新製品の発表前に一切の情報を明かさない。プレスリリースと商品の発売日が同じタイミングでやってきて、何の商品が発表されるかは、実際にCEOが語り出すまでわからない。

そんなわけで、Appleの製品に関するうわさ専門のサイトは世界中で運営されている。とりわけ有名なMacRumors.comAppleInsiderThink Secretなどは、コアなMacファンにはお馴染みのサイトであろう。

そこではCEOが登場するイベントの開催が告知されるたびに、『今度は何が発表される?』という期待と、幾多の仮説が発信される。「信頼できるソース」からの情報が書き込まれ、真意の程が定かでない画像やら動画やらが出回り、店頭の商品が品薄になるたびに、噂は世界中を駆けめぐり、Macファンは盛り上がってしまう。

このところずっと我が家のMacは調子が悪い。Macが起動しないという最悪の不便を経験してからというもの、Macの電源を落とせなくなってしまった。そうして昨年あたりから、インターネットで検索をかけては発売時期に関する情報を集め、一部の人々と騒ぎを共にしてきた。

___そろそろiMacのニューモデルが発売されてもよい頃だ。
今年に入ってからはそんな確信めいた記事が目立つようになり、毎月のようにiMacのニューモデル発表日が日付指定で予測されては過ぎていった。(こんな時はiPhoneの発表すら喜ばしくない)
ある種のフィーバーは大多数の関係のない人々をよそ目に巻き起こっているものである。


本日の1曲
Debaser / Pixies

iPod買い換え直前

ついにiPodのバッテリーが寿命をむかえた。
もうフル充電で数時間しかバッテリーがもたない。

というわけで今回はiPod考察。
テクノロジーに詳しいわけではないけれど、3年半使用していればレビューくらい・・。
書けるのか!?

当時コンポが壊れていた我が家はMacでCDを聴くしかない状態。
内蔵スピーカーのちゃちなシャカシャカサウンドではROCKできない。
そして間もなく持ち歩いていたポータブルCDプレーヤーが故障。
追い打ちをかけられここらでオーディオ関係買い替えなければいかんな、と。
出かける度にCDを何枚も持ち歩くのは面倒くさい。だったらMDがよいのかと思ったりもしたけれど、なんとなく躊躇。きっと今度はMDのディスクを何枚も持ち歩くはず。

じゃ、どうせならiPod買おうかな。いっぱい入るらしいし。ちょっと高いけど。
と、新宿のヨドバシカメラで購入。正しくは数週間待ちで購入。
10GBの第2世代。(多分)¥37000くらいだったんじゃないか。(多分)

もう、その感動ったらない。
人生で一番後悔していない買い物。(maybe)
今更ここに書くまでもないけれど。
カーオーディオに繋げば快適ドライブ、自宅ではコンポに接続するからしょっちゅうプレイリストの編集。あー楽しい。

当時はまだ持っている人も少なく、人前で出すのが恥ずかしかったので洋服のポケットの中で操作。ほどなくリモコンが故障。それでも快適。
そんなiPod好きですが今まで買い換えに至らず。
確かにお金があれば買っていたと思うけど、そんなに不便さも感じていなかった、のですが。
もう駄目っぽいです。

現行の第5世代にはちょっと惹かれてました。
今までのモデルはカラーになったり容量が増えたりっていうのはあったけど(なかなか薄くならないんだなー)と思っていたのです。
個人的にはDockとリモコンが大活躍する予感。

ところでiPodのSpecial edition、意外とU2の後なにも発売されていない。
続々といろんなアーティストのモデルが出るんじゃないかという個人的予測を裏切っております。
そういえばU2来日決定ですね。チケットは1階スタンド15000円。U2価格。
誕生日が同じボノ氏に勝手にシンパシー。

昨日、渋谷のApple Storeに初入店。
改めてiPod nanoの小ささに驚愕でした。賑わってたなぁ。


本日の1曲
Sweetest Thing / U2

デジタル・クラッシュ!

Macintoshに取り込んだ音楽や写真は、名前の後ろに見慣れた拡張子をつけてハードディスクに居座っている。何千曲の曲データも写真データも、並べ替えはワンクリック。最新機種のスペックは、データを無限に取り込めるのではないかという錯覚を起こさせる。

身近なデータが満載のハードディスクがクラッシュしたら、もう大変。パーソナルコンピュータを扱う人ならば一度は経験があるのではないだろうか。記憶を辿れば、これまでに痛手を負った大クラッシュは2回あった。

1度目に起きたクラッシュは大学の卒業制作のアニメーションデータを奪った。手元に残ったのはかろうじてMOディスクに保存した制作途中のデータのみ。そもそも容量の大きいアニメーションデータはMOディスクに全て収まらない。なんともお粗末である。

2度目は数千曲の曲データと、数百枚の写真データが瞬時に奪われた。床に積み上げたCDケースをパカパカと開閉しながら曲データを読み込み直し、フィルムをごそごそと漁り全てフィルムスキャンし直さなければならなかった。

そして周りを見渡してみると、皆なんとなくデジタルに対して信用が薄い。ある友人氏はパソコンがクラッシュした時のことを危惧してあんなに便利なiTunes Music Storeを利用しないし、実家の両親においてはパソコンをインターネットに接続しただけで即座に個人情報が漏れると思っている。

そんな自分も見事に買い時期を逃したデジカメは当分買う予定も無いし、『そもそもデジカメをプリントした写真に愛着は湧かないヨー』とエラソーに言ってしまうクチである。
そうして半端で意固地なアナログ人間であり続けるのは、データに囲まれた生活を送りながら、一方で”イマイチ信用できない感”を払拭できないからだろう。

今夜ある友人氏は電話口で饒舌だった。Macintoshが立ち上がらなくなってしまったという。彼女の身近なデータが危機に瀕している。普段サポート情報すらインターネットで得ているのはなんたる皮肉。動揺している彼女を、普段パソコンを扱わない家族は白い目で見ているに違いない。


本日の1曲
鉄風 鋭くなって / Number Girl

難聴覚悟のiPodライフ!?

”iPodが難聴を引き起こす可能性がある”
数カ月前にそんなニュースが話題になった。iPodは他のポータブルオーディオに比べて最高音量が大きく設定できるらしい。この難聴問題、米国では訴訟問題にまで発展してしまった。
Appleは急遽、音量調節機能を追加したアップデートを発表し、iPodのパッケージにはものものしい警告文が追加された。

音楽を再生すると街の騒音が一気に消えてしまう。普段、外出時には必ずといっていい程iPodで音楽を聴いているから、iPodが無い日は周りの雑音が気になって仕方がない。それに電車に乗りながら音楽を聴くのは有意義な時間だ。流れていく景色と相まって、楽曲のイメージは一層豊かになる。

しかし電車内での音漏れ問題は時に深刻だ。以前、ほどよく満員になった朝の通勤車両で、爆音で音楽を聴く外人氏がいた。ヒットチャートを賑わせていた女性ボーカルは車内に響き渡り、そこにいる皆がその楽曲を判別できる程で、それは最早「音漏れ」の範疇を超えていた。落ち着きを失った彼は、今にもシャウトするんじゃないかというアガリっぷりで『なんで踊らないんだよ!?』とでも言いたげに、嬉々とした表情で皆を見回している。

かく言う自分は、音漏れには結構気を使っている。乗車中は音量を下げ、読書をしている人の隣には座らない。しかし、通勤途中に不意に同僚に声を掛けられ、慌てて再生を停止することもある。一通りの挨拶が終わった後、肩にぶら下がったイヤホンを耳に戻しエレベーターを待っていると、同僚氏の話し声が聞こえた。
『あれって耳が悪くなるから嫌なの。』彼女がこちらが再生を停止していることに気付いていない様子だった。

真夜中に大音量でロックしたい時にiPodは適している。以前は上階の住人から怒鳴り込まれたこともあるが、これなら苦情は来ないはずだ。(苦情はこないが、誰にも見られたくない痴態である)
夜な夜な『一人ロックフェス』状態で盛り上がってしまっている自分に、難聴を危惧する余裕はない。


本日の1曲
Suck My Kiss / Red Hot Chili Peppers

Geniusに会いに

今日はiPodの修理を相談するため夕刻に渋谷のApple Storeに赴いた。
渋谷にApple Storeが誕生したのは昨年夏。銀座に国内初のApple Storeがオープンしたのは2003年だった。銀座店のスケルトンエレベーターには驚いてしまったが、渋谷店はそれに比べると造りは大人しい。
Store内では毎日ワークショップが開催されている。購入時にバンドルされているソフトのワークショップは無料のものが中心だから、新規のユーザーもMacintoshを堪能する準備が出来るのだ。

さらにApple Storeでは頻繁にライブイベントが催される。インストアライブの音源はiTunes Music Storeで販売されることもある。先週末に渋谷店に入店した時もライブの真っ最中でスタッフのお兄さん氏との会話が困難なほどであった。『え?』『何ですか!?』と、会話の半分が会話にならない状態にはちょっと笑ってしまった。
Apple Storeでライブを行ったあるアーティストは『店舗なのに音量の制限がほとんど無くてびっくりした』と言っていたけれど、それは音楽文化に重きを置くAppleらしいエピソードだと思う。Apple Storeは単なる商品の「売場」ではなく、Appleという企業を知るための多目的スペースなのである。

驚いたことにMacintoshの世界シェアはわずか2%であるらしい。iPodは世界的なヒット商品だが、途中でWindows用が発売され、今では同じiPodでどちらのOSでも利用できるようになった。実際に利用しているのはWindowsユーザーの方が多いことになる。

今年中には新しいMacintoshを購入したいものだ。現在マシンは従来のPower PCからIntellへと変革期を迎えている。そんな自分が一番発売を待っているのは実はATOK(辞書ソフト)の新製品だ。現行のバージョンはIntellプロセッサ搭載のMacintoshには対応していない。メーカーのジャストシステム社は現在両方の環境で使用できる製品を誠意開発中である。
Blogを始めて文章入力の機会が増え、「ことえり」では正直物足りない。特別な操作をせずに一発変換で正しい文章が表示されることがあまりない。従って何度も「撃ち名御氏(打ち直し)」を余儀なくされている。

Genius Bar(修理カウンターをAppleはこう呼ぶ)のGenius氏の判断により持ち込んだiPodは新品iPodに交換され、手元に帰ってきた。
第5世代iPodおかえり!新しいiPodが破壊してから10日余り、代替えに使っていた第2世代はバッテリーも持たないし音量も上がらない始末で欲求不満が加速していたのだ。

まだ保護シールのついたままのiPodを受け取り、TOWER RECORDへ向かう。ケーブルテレビのオンエアで気になった音源を見てまわる。ところでレコードショップでお目当ての商品を探す時、未だにABCの歌を歌わないとアルファベットが出てこないのは自分だけだろうか?特に「R」や「T」のあたりが怪しい。皆心の中では歌っているのだろうか?愚問である。

帰宅後3時間半かかってiPodのアップデートは無事完了した。もうiPodなしの生活は考えられない。Appleは自分にとって一番身近な企業のひとつだ。


本日の1曲
Music Is Power / Richard Ashcroft



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2/9   『深夜のiTunes Music Store
1/22 『iPod購入
1/18 『iPod買い換え直前

新製品恐怖症

現在のMacintoshを購入したのは2001年の年末だった。当時は大学の卒業制作真っ只中で、アニメーションを作るにはどうしても新しいマシンが必要だった。純正の液晶ディスプレイと合わせて30万円の買い物。友人と大金を持って新宿に繰り出し、お互いMacintoshを購入した。そしてクリスマスの日に我が家に新しいMacintoshがやってきた。

それまで使っていたマシンはPower Mac 7600/200だった。3年も使っていなかったがあの頃は最もハードの進化がめざましい時分ではなかったか。しかもあろうことかモニタの接触が悪いために毎回本体にチョップを加えていた。余計に壊れた。それ以来電化製品にチョップを加えたい衝動を必死に押さえるようになった。

意気揚々とPower Mac G4を操作する。新しい液晶ディスプレイはとてもスマートだしハードディスクの容量は10倍になった。今までとは比べ物にならない程のパフォーマンスに興奮した。自分は一番イケてるニューマシンを手にしている!

しかしあっさりと年明けに新機種が発表された。締め切り前の混沌とした頭のカオス度が一気に加速する。冷静に情報を確認すると同じ価格でスペックが随分とグレードアップしている。悦に入っていたのも半月ともたなかったじゃないか。
しかし残念なことに郊外に住む一大学生が発売前の情報を知る手段はなかった。

Appleは新製品発売前に情報を出さない。いきなり新製品が市場に登場するのだ。ちなみに同社は今週も「面白い新製品(”fun, new products”)」の発表を予定しているが具体的に何を発表するかは公にされておらず、憶測は全世界的に飛び交っている。報道関係者に送った電子メールには「もっと詳しいことを知りたい方は28日にカリフォルニア州クパチーノにあるアップルの本社まで来るように」と書かれているだけだ。”Come see some fun, new products from Apple,”

あのタイミングで購入しなければ締切に間に合わなかったんだから・・・と自分に言い聞かせている。だがCD-RW内蔵を逃したダメージは大きかった。未だにメディアはMOを使っている。ボソボソ。

それ以来、新製品恐怖症になった。
appleから メールニュースが届くたびにドキドキしてしまう。メールを開封する時、明らかに鼓動が早くなるのを感じて自分におののく。iPodを購入したばかりの今はそれが”新しいiPodの登場です”ではないかとヒヤヒヤしてしまう。


本日の1曲
Feel Good Inc / Gorillaz

深夜のiTunes Music Store

昨日の深夜iTunes Music Storeで曲を購入した。
昨年夏に日本でサービスが開始された当初は(遂に始まったか)と情報をチラ見した程度だった。

その数か月のち、あるバンドのライブ映像をインターネットでストリーミングしていて「!!」と思った曲があった。何度かリピートして聴いてみたが、やっぱりいい。今すぐフルで聴きたい。明日まで待てない!という興奮状態のまま、そういやiTunes Music Storeがあったナ・・・カタカタカタ→検索→ヒット→アカウント取得→ダウンロード。
そして数分後には自分のiTunesのリストに並んだ。・・・素晴らしい!
その感動はちょっと忘れられない。実にスピーディーでしかも安価だった。1曲150円はペットボトル1本分である。

購入に至るのはシングルのカップリングやremix、アルバム発売前の先行シングルなど。普段MTVやSPACE SHOWERを眺めていると気になる曲は結構ある。それにiTunes Music Storeオリジナルの音源はファン垂涎である。

前記のように真夜中にひとりで盛り上がってしまった時、CD屋の開店を待たずして購入できるのはありがたい。自分のような深夜活動型インドア人間にとってはちょっとしたショッピングモール気分。身勝手な深夜の音楽的覚醒に応えていただいている。
以前は「セレブリティーズ プレイリスト」を紹介するページがあり、アーティストのおすすめ曲を知ることができた。そこにはメジャー、マイナー問わず多くのアーティストが並んでいてappleらしさを感じさせるいい企画だった。プリントアウトしておかなかったことを後悔している。

デジタル音楽配信が定着しつつある今、様々な場面でその意見を耳にする。
これからはアーティストが頭をひねって考えたアルバムの曲順がリスナーによって編集し直されることも日常的になるだろうし、アルバムの収録曲のうち数曲だけを購入する人も多いはずだ。そして以前に比べてCD本体の売り上げが落ちるかもしれない。
アーティストは今まで以上に購入意欲をそそる作品を求められるし、その新しい流通形態とうまく付き合っていかなければならないだろう。

リスナーにとっては音楽との接点が増えたことになる。CDを買うきっかけにもなる。使い方は自分次第で、音楽の楽しみ方は人それぞれである。

何年か前に友人宅で「ちょっとCD借りに行こうよ」と誘われ夜中にレンタル屋に赴いた。彼はその時の気分でササッと何枚かピックアップし、一晩その音楽に耳を傾け翌日手元に何のデータも残さずに返却した。その時は正直かっこいいと思ってしまった。

自分にとってのiTunes Music Storeはそのスタイルに近いかもしれない。
CD離れが怪訝されているが自分に限ればその徴候はほとんどない。やっぱり銀盤と歌詞カードを手にしないと愛着が湧きにくいし、ライナーノーツを読む楽しみは捨て難い。

先日坂本龍一氏がTVのインタビューで「今の子供たちはインターネットやゲームなどに囲まれ、データ化された音楽を聴く。不安は感じないか?」と問われ「別にいいんじゃないのぉ?」とさらっと答えていた。
またしても、正直かっこいいと思ってしまった。
YMOは伊達じゃない。


本日の1曲
DISCOGRAPHY / ストレイテナー



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