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買い物日誌001 明け方のピエール


柳 宗理 ・ステンレスケトル つや消し
¥5,880
購入場所 Amazon.jp



アパレルブランドが販売する日用品( __例えば、バスマットや食器類)は、良ければデパートの食器売場の棚に並べてもらえるけれど、悪ければホームセンターのワゴンに詰め込まれる宿命にある。

それはともかく。
東京暮らしを始めた時、祖母が準備した生活用品の中にピエールカルダンのやかんが入っていた。えんじ色の胴に黒い持ち手というモダンな色づかい。今まで実家のどこかに潜んでいたのか、荷造りのために家族が慌てて買ってきたのか判らないけれど、使うほどに悪くないなと思わせる魅力があった。

柳宗理のステンレスケトルは、優れたデザインの代名詞のような存在で、おそらく「日本で一番有名なやかん」だと思う。それが折角の日用品であるならば、実際に使ってみるのがいいだろう。ピエールも10年以上も使って塗装が剥げている。

宅配人により我が家に新しいやかんが届き、古いやかんを提げてゴミ集積場に行った。

ピエールはかちゃりとアスファルトに着地して、その音で反射的に学生時代によく食べたカップ焼きそばのことを思い出した。
振り返ると、彼はその口をガードレールの方に向けていた。この時まで知らなかったけれど、やかんにも情は移る。


本日の1曲
めくれたオレンジ / 東京スカパラダイスオーケストラ

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どんなものにお金を使っているのかがわかると、ちょっと面白そう!
その人が普段、どんなものを手に取っているかを知れば価値観や人となりがわかるような気がします。そんな思いつきでひとつコンテンツを増やしてみることにしました。

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