買い物日誌015 探すは楽しきFREITAG


FREITAG F41 HAWAII FIVE-O
¥16,000
購入場所 伊東屋銀座本店


FREITAG(フライターグ)のバッグは、西ヨーロッパの国々を駆け巡っていたトラックの幌を再利用して作られている。代表的なメッセンジャーバッグのほかにも、トートバッグやボストンバッグ、財布やサッカーボールなどラインナップは40種に及ぶ。幌から直接裁断して作るため、同じ柄はふたつとない。しかしながら独特の材質感で一目でそれとわかる個性的なプロダクトなのだ。

取り扱い店舗の限られたFREITAGも、本国スイスのオンラインショップでは豊富に在庫が揃う。(各モデルが100個ほど並んでいるさまは壮観な眺めだ!)商品写真が頻繁に入れ替わるのは、すべてが一点もののFREITAGならではのこと。だから前日に見てお気に入りだったバッグが次の日にはなくなっていることもある。

誰かに購入されれば商品はそこから無くなり、代わりに新しい商品が追加される。前日に目を付けていた商品が無くなれば、誰かが買っていったんだな、と思う。流通と購買を意識させる実にシンプルな仕組みをしているのだ。

ところで現在、銀座の伊東屋FREITAGフェアが開催されている。それを知ったのは購入を思い立ったその日だった。なんていいタイミング。早速仕事帰りに寄ってみることにした。

FREITAGの場合、売り場に出かけたからといって必ずお気に入りに出会えるとは限らない。でも、だからこそ、売り場に向かう間にも好奇心を駆り立てられる。FREITAGそのものが、モノとの出会いを意識させる演出のようだ。

伊東屋4階の会場にはF-FURNITUREと呼ばれるFREITAG専用の収納棚が並び、各モデル数十パターンが販売されていた。鼻息荒く商品を見渡し目当てのF41モデルをいくつかピックアップしたのち、大きなロゴの入ったクリーム色のバッグを購入することにした。(まったく! どれも捨てがたかった!)

FREITAGが他のバッグと一番違うことは、探す楽しみがあること。だからこそFREITAGを求める人は、もっと違うバッグも見たい! と欲張りな気持ちになるかもしれない。

スイスの工場では、次々とバリエーションに富んだ幌から生地が裁断され、新しいバッグが生まれている。だから最初からパーフェクトに自分好みの『運命的な』FREITAGを追い求めるのもいいけれど、ゆっくりと待ち、運命のバッグを探すのも楽しいのだ。(もし今すぐFREITAGが欲しいのなら、とりあえずひとつ購入して直ちに物欲を沈静化すべきだ!)

同じ幌から断たれた兄弟バッグを探したり、珍しいプリントのバッグを探すのも楽しい。ファーストバッグを手に入れたあとでも、FREITAGには楽しみがいつまでも残されているんだから!


本日の1曲
Song2 / Blur
youtube

関連エントリー
2006/09/17 『個性は楽しきFREITAG

デイ・バイ・デイの関連エントリー
2009/07/12 『FREITAGの選ぶ楽しみ
2009/07/13 『FREITAGの知る楽しみ
2009/07/13 『FREITAGのこの夏のお楽しみ


続けて読みたいエントリーたち

0 Responses to “買い物日誌015 探すは楽しきFREITAG”


  1. No Comments

Leave a Reply