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我に網戸を!

我が家には網戸が無いばかりか、網戸のレールすら無い。このマンションに越してきて3年目に突入したが、網戸が無いことは普段はさほど気にならない。ただし、夏を除いては。

暖かくなってくると虫が増える。大の虫嫌いとしては部屋の中に虫が入り込むことは大問題である。夏になると窓を開けるのが恐い。空気の循環を感じるために換気扇を回し、エアコンは連続運転を続ける。

昼下がりの快適な読書タイムは、蜂の侵入で一変してしまう。学生の頃、旅行先で蜂に腕を刺されて以来、蜂が恐くて仕方ない。腕はみるみる腫れ上がり、観光どころではなかった。
蜂が侵入してしまったら、まずタオルケットを頭からかぶり、ヨロヨロと窓際へ進む。雄叫びをあげつつ窓を開け放ち、部屋の隅で縮こまっている。
猫氏は蜂を追いかけるが、刺されでもしたら大変だ。アワワとおののきながら猫氏を制する。

窓を閉め忘れて寝てしまった時は、起きると必ず蚊の被害にあっている。蚊や蠅だけでなく、なんだかよくわからない虫まで侵入してくるからタチが悪い。
そんな時は猫氏が大活躍する。虫はチョロチョロと動くおもちゃでしかない。虫の出現におののく主人の変貌ぶりに、猫氏は何事かと寄ってくる。彼なりにただならぬ空気を察している。

「ア、アレアレ・・・!」と虫を指差すと彼はその方向を見やり、虫を追いかけ出す。猫氏との意思疎通を最も実感する瞬間でもある。とどめを刺すところまでを望んでいるのだが、あろうことか虫を食べてしまうこともある。駆除してくれるのは非常に嬉しいのだけど、複雑な気分になる。

先日、暑さで寝苦しく目が覚めた。なかなか寝付けないのでエアコンのドライ運転を思いついたが、この時期からドライ運転するのは早い気もする。
網戸があったなら、まだ涼しい夜風に当たることができるのに、と虫嫌いの深刻な悩みは進行中である。
今年こそは網戸が欲しい。近々網を購入し窓枠に画鋲で貼付けようと目論んでいる。


本日の1曲
Enough / Dance Hall Crashers

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