高い手数料

ここ東京で人気のライブに行くのは容易ではない。ライブに参加するには事前から準備が必要なのだ。真夏には秋の先行が始まるし、この季節になると来年のツアースケジュールに照準を合わせなければならない。
理想は「当日に」ライブハウスへ赴いてチケットが買える状況なのではないか。まだまだ先のライブの申し込みをしているとつくづくそう思う。

まずライブ開催の告知が発表される。後日先行予約の日程とその方法がアナウンスされる。抽選の申込みや抽選結果の確認は決められた期限内に行わなくてはならない。申し込んだら終わりというわけにもいかない。チケットを獲得するまでにはあらゆるスケジュールに気を配らなければいけないのである。
大抵はインターネット上で手続きができるが、一枚のチケットを手に入れるまでの一連の手続きは「結構面倒くさい」。

インターネットでサービスを利用する為には会員登録も必要だし、時にはクレジットカードの番号も入力しなくてはならない。
ライブ会場に女性が多いのは、このメンドクサイ手続きのせいもあるかもしれない。

ある友人はライブに行きたい気持ちはあるが、チケットを購入する手間がどうしても面倒なようだ。実は最近あるアーティストのライブに行こうか迷っていた。チケットの価格は10000円。S席だと15000円する。
悩む。こっそりとチケットの売れ行きをインターネットでチェックする。今なら、まだ買える。

そんな時彼はぶっきらぼうに『金半分出すからチケット取ってよ、S席で。tasoとオレと友達の分3枚。』と言った。電話で予約するのも、発券のためにコンビニに行くのも、彼は本当に面倒らしい。
後日ぶっきらぼうに口座に4万円が振り込まれた。4万円は予定の金額よりも多い。彼は『端数が面倒くさいから』というが、結局チケット代を1万円負担していることに気付いているのだろうか。


本日の1曲
Vertigo / U2


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