FUJIROCK道 〜ライブのお供にゃクエン酸編〜

いよいよ半月後に迫ったFUJI ROCK FESTIVAL。今年の夏一番の個人的ビックイベントだ。しかし困ったことに日にちが迫っても参戦の実感が湧いてこない。

恐らく、初めてのキャンプに人知れず戸惑い、その戸惑いと対峙するのを避けているのだ。
いや、それでは駄目だ。今まで避け続けていたアウトドアに、今こそ真っ向から勝負を挑まなければ!

キャンプグッズをまるで所持していないから、まずは必要なものをリストアップしてアウトドアショップに行かなくてはならないだろう。自分の性格を考慮するときっと前日に慌てふためくはずで、すでに買い物のために前日の仕事は早めに切り上げるつもりでいる。
しかしアウトドアショップにはほとんど行ったことがない。何を買えばよいのだろう?

基本的なテントや寝袋はもちろん必要だ。イスやテーブルもあると便利だろうし、夜中の移動には懐中電灯も要るだろう。3日間を屋外で過ごすとなると、一通りのアメニティグッズも必要だ。

出発時に天気がよいからといって油断してはいけない。山の天気は変わりやすい。フジロック常連組は本格的なアウトドアブランドのレイングッズを揃えているようだ。雨が降ると、土の地面は容赦なくぬかるむ。地面も凹凸がある為に、底の薄いスニーカーでは足が痛い。常連組の中には長靴の購入を促す人も多い。

現に2003年は丸2日間ほとんど雨が降っていた。履いていたエアモックは元が何色か忘れる程泥だらけになり、折り返したジーパンの裾にも泥がこんもり乗っかる始末。しかもロクな雨具を持っていかなかったせいで、Tシャツの裾をしぼると大量の雨水がしたたる。(そんな状況でも風邪もひかなかったのはテンションの高さ故か)

フジロックキャンプ経験者の知人氏に必要なものを聞いてみたら『クエン酸!』という答えが返ってきた。曰く、体力消耗を最小限にとどめる為にお茶などに混ぜて飲むと『体が違う!』そうだ。Webで調べると『クエン酸を摂取すると運動時に嫌気呼吸が起こらないために乳酸が生成されず疲れにくい』という記述がある。ふむふむ。
それは想像していた答えとは随分趣が異なったが、3日間ライブ漬けの状況は確かにハードだ。ライブハウスでの体力の消耗を思い出し、クエン酸の持参を即決した瞬間だった。

公式ファンサイトFujirockers.orgには持ち物リストが公開されている。まだ荷物のチェックがお済みでない方は是非参考にしていただきたい。
「耳栓」は四六時中爆音で音楽が流れるフジロックならではの必需品と言えそうだが、考えてみればそれらのほとんどが生演奏なのだから贅沢な空間である。

いくら事前に持ち物をチェックしたところでクエン酸はカバンには入らなかっただろう。タフな環境で、あると便利な”意外な”もの。初心者にはそれがわからないのである。


本日の1曲
Have You Ever Seen The Stars? (Shooting Star Ver.) / MO’SOME TONEBENDER


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