FUJIROCK道 〜冷静を装う週末編〜

まさかまさか。FUJI ROCK FESTIVALのチケットが初日で完売した。
購入を迷っているうちにプレオーダーが終了し、一般発売を迎えた先週土曜。午後にインターネットのプレイガイドで売り切れを確認して驚いた。

社会人として働く友人から電話があったのは先月の末。彼女はものすごいテンションでフジロックの行きを熱望していた。そう、フジロックはそのくらいのテンションが無いと駄目だ。金銭的な負担に肩を落としている場合ではない。フジロックはあらゆる面で日帰りで行ける関東のフェスティバルとは異なっている。フジロックに参戦するのはそれなりの心と体の準備が必要だ。彼女の場合は有給も申請しなくてはならないし、週明けの月曜日の朝には仕事が待っている。

約4万円のチケット代、苗場までの往復の交通費、3日間会場で消費する食費やビール代、Tシャツや物販にも心惹かれる。現段階で会場近くの宿を押さえるのは難しいから『ステージに一番近くて一番安価な』キャンプサイトの利用が濃厚だ。アウトドアが大の苦手な自分はキャンプこそ一番の難関だ。そうして二の足を踏んでいる間にチケットが完売してしまった。

3年前に初めて参戦した時は、寛大な友人氏の奇跡的はからいで越後湯沢駅近くのマンションに滞在することが出来た。フジロック参戦を決めたのは開催の数日前だったにも関わらず。
新幹線を使えば東京駅から越後湯沢までは1時間少々。会場〜越後湯沢間は無料シャトルバスが昼夜往復運転を続けているから、移動に困ることもない。(しかし越後湯沢駅のタクシー乗り場の長蛇の列は、疲れた体を引きずって下山したばかりの我々を絶望的な気分にさせる)

車で向かう場合は駐車券を購入しなくてはならないが、現在は駐車券も売り切れの状態で、オークションでは信じられない高値がついている。元から転売目的で購入している人々がいるのは確かだろうが、彼等の方が計画性があるとも言える。

再三送られて来ていた先行予約のメールマガジンを見ておきながらのこの失態。自分の優柔不断を思い知った週末。今回の完売は”一時的な完売”であり、キャンセル分が後日発売になるであろうが、手元にチケットが無いのはやはり心許ない。


本日の1曲
Born Slippy / Underworld



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