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愛しのハク 〜のっぴきならないお出かけ編〜

ひとり暮らしの飼い主に貰われた我が家のハク氏はインドアキャットとして育ち、誰よりも小さい肝っ玉を抱えて生きている。普段はマンションの鉄壁に守られている家猫にも年に数回のっぴきならない状態が訪れる。
キャリーバックに体を押し込まれ「どこかに」連れて行かれる時、その行き先は病院か長時間移動の電車の中だ。

盆や正月に帰省する度に、地元で評判のいい動物病院にまで車を走らせネコ氏のワクチン接種に勤しんできた。なんとなく始まったそのイベントは、なんとなく今も続いている。
ワクチンは年に一度の接種が望ましい。動物病院からは毎年接種時期を知らせるダイレクトメールが届くようになった。
病院からその知らせが来ると、実家の祖母はわざわざそれを知らせてくれる。するとこちらも(早く連れていかなくては)という気分になってくる。ダイレクトメール効果は絶大であった。

夏に帰省しなかった今年はまだワクチン接種が済んでいなかった。気配を察して逃げまとうネコ氏を捕獲し、近所の動物病院へ向かった。
猫の予防接種は「三種混合ワクチン」が一般的で、接種後は証明証が発行される。 三種とは”猫ウィルス性鼻気管炎”、”猫カリシウィルス感染症”、”猫汎白血球減少症”で、他の猫との接触が無いとしても接種することが望ましい。それに”猫白血病ウィルス感染症”、”クラミジア感染症”を加えたものが五種混合ワクチンである。

若い女性獣医師から説明を受け、どちらにするかの選択が迫られた。『じゃあ、五種で。』と指さえ広げて返答すると、彼女は少し困惑した表情を浮かべた。
三種と五種では費用に大きな差でもあるのだろうか?ちょっと恰好が貧乏臭かったかナ?などとこちらもたじろぐ。
詳細を聞ずして(じゃあ多い方がいいだろう)と判断してしまうのは悪い癖だ。こと飼い猫のことともなると一層判断が鈍ってしまう。どうやら五種混合ワクチンの接種には詳細な血液検査のデータが必要らしかった。昨年末に血液検査を受けたものの、今は手元にデータが無い。まずはこれまで通り三種混合を接種してもらうことにした。

グレーの診察台に乗せられたハク氏は、体勢を低くかがめて唸りまくる。「猫つかみ」の部分に数秒でワクチン接種は完了した。
以前『tasoがそういうことするなんて驚きだよ』と言われたことがある。(そうか意外なのか)とこちらも少なからず驚いた。言われてみれば自分の健康管理にはとことん疎い。


本日の1曲
帰り道 / くるり


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