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レンタル奔走記

返却期日が迫ってくると(観なきゃ・・観なきゃ・・・)と切羽詰まるあの感じ。
レンタルビデオがどうも苦手だ。店舗に返却に行くのも面倒くさい。観ていない作品をそのまま返却することもよくある。半額デイに借りた意味が無い。結局損している。
だから基本的にはすぐ観たい作品がある時だけレンタルする。過去に観て気に入った作品や、間違いないと睨んだ作品はDVDを購入することにしている。

昨年は海外ドラマの「SEX and the CITY」を観た。
ニューヨークを舞台に展開される4人の女性の物語。おしゃれでキャリアもあるのになぜか男運が悪い独身30代女性の日常。そのファッションやライフスタイルは話題をさらったし、雑誌でも頻繁に取り上げられた。

DVDは全部で20巻程。渋谷Q-FRONTのTSUTAYAには各巻25.6本くらいストックがあり同作品がびっしり並ぶさまは圧巻だったが、当時は人気絶頂でほぼ貸出中という有り様だった。
今は豪華BOXセットも発売されているがその当時はDVD1巻づつの販売で全巻揃えると6万を超えた。真剣に購入を考えたが敢えなく断念。芸能人の『「24」にハマって一気に全巻買っちゃったんですヨー』という話を聞く度に本気で嫉妬した。

面倒くさがりやの自分が夜な夜なDVDを求めて奔走していたのだ。どうしても昨日の続きを今日観たい!というパワーは我ながら驚くほどで、区をまたいでもレンタルビデオ店に足を運んだ。しかし折角行った店舗でも貸出中の為借りられないことが多かった。
きっと、眉間にしわを寄せてレジの後ろのストックを凝視する怪しい人だったと思う。借りたDVDを返却するのが惜しくて、吹き替えで、字幕で、と何回も同じエピソードを観た。
要するに見事に「ハマって」しまったのだ。

彼女たちはいつだって理想の男性との素敵な出会いを求めている。素敵なドレスに身を包みピンヒールでマンハッタンを闊歩する。
貪欲に。そして失敗する。男をトッカエヒッカエする。そして週末のランチでお互いの1週間の出来事を報告しあう。(主にののしりあう)

登場人物が若いガールズだったらここまでの支持は得られなかったはず。もはや恋愛において彼女達はオリジナルの哲学がある(これが恋愛の邪魔になることもあるのだけど)。
いくつもの恋愛を積み重ねてもうまくいかない。同じことでまた失敗する。失敗したら女友達にすがりつく。
(やっぱり友達って大切だよナ、うんうん)とこちらが頷き終わらないうちに次のオトコとベッドインしている。
彼女たちの奔放さと、未熟さのアンバランスが生み出す親近感。

普段いくら正当なことを語っていても、人に胸を張って言えないこともある。


本日の1曲
Tired of Sex / Weezer

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