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背表紙フェティシズム

休日の前の日は買い物が楽しい。購入した商品に休日の楽しみが約束されたような気分になる。ついついブックファーストやタワーレコードに吸い込まれてしまう。文庫本を買い、CDを買い、新書に手を出し、普段はあまり縁がないマンガを買い、時には奮発して写真集を買ったりする。

そうして我が家は書籍やCDが週ごとに増える。本来そういう超個人的文化遺産を買い集めるのが好きで、モノを捨てることが苦手だ。したがって生活しているだけでモノが増える。

それらのフォーマットも様々な為になかなかうまく整頓出来ない。我が家には文庫本用、CD用、単行本&マンガ用、雑誌用とそれぞれにラックがあるが最早その知的財産は収まり切らなくなってきた。広めの部屋を選んでいるつもりでも、これ以上棚が増えたら壁面が埋まってしまう。スペースが無いとライブラリになってしまう恐れがあるので棚は増やしたくはない。

しかしながら実のところは背表紙フェチである。おうち大好きなインドア人間の自分は、部屋で音楽を聴きながらネコ氏と戯れ、棚に並ぶCDや書籍の背表紙をぼんやり眺めるのに幸せを感じてしまう。「好きなものに囲まれている感」がたまらないのだ。

作家毎に色の分かれた文庫本の背表紙やこれまた色とりどりのCDジャケットの背面ロゴを眺めていると何とも言えない満たされた気分になる。

だから出来る限り目に見えるところにモノは置いておきたい。学生時代に買ったCDラックは連結できるのがウリだったのだけど、いつの間にかどこの店でも商品を見かけなくなってしまった。もっと普遍的な商品を選ぶべきだったのだ。最早CDは部屋に散乱している枚数の方が多い。

何故か昨年末あたりから我が家のネコ氏はコンポのデッキの上で寝るようになった。暫くしてそれが温かい為であることに気付いたのだけど、ネコ氏がコンポの上にピョンとジャンプする度にCDがガシャガシャッと落ちる。それで目が覚めることだってある。

遊びに来た友人氏に「どうやって寝てるの・・・?」と控えめに驚愕されたことがある。これだけ頻繁に訪問しておきながら「いつも気になっていたけど聞けなかった」そうだ。
なるほどベッドの上には本やCDが常に散乱している。寝る前には本や雑誌をめくり、聴いているグッドミュージックの歌詞カードを眺めたくなるのだ。そして目が覚めるとそれらは見事にベッドの下に落ちている。言うまでもないが、毎日その繰り返しである。


本日の1曲
Luna / Smashing Pumpkins

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