おうちでチャイ・ティー

チャイは牛乳で茶葉を煮出したミルクティー。一般的には香辛料が配合されるスパイシーなミルクティーで、簡単に言えばロイヤルミルクティーに香辛料を加えたものといったところだろう。アジア系飲食店ではよく見かけるが、喫茶店で扱っているところはまだ少ない。

茶葉の産地インドでは、商品にならない葉の「くず」をおいしく飲む方法としてチャイが定着した。チャイは庶民のおやつという位置づけで、一等の茶葉を使用するのは正しいチャイとは言えないらしい。「高級ホテルで出されるチャイはおいしくない」という定説すらあるようだ。

スターバックスにはタゾチャイティーラテというメニューがあり、これがチャイにハマるきっかけとなった。チャイ飲みたさにスターバックスを見つけては突進する日々。氷なしのオーダーでテイクアウトしたい衝動に駆られるが・・・さて、チャイを自宅で楽しめないものか。

調べてみると意外にもチャイに使用する茶葉は何でもよいことがわかった。向き、不向きはあるが、これでなければならないという決まりは特にないし、高級茶葉を使用しなくても充分おいしいチャイが作れるそうだ。(基本的には癖のないアッサムなどが向いているらしい)

チャイを自宅で楽しむべく、成城石井へ茶葉を買いに行く。店内を巡回していると商品棚の再上段にひっそりと佇むチャイ用ティーバックを発見した。数あるスパイスを買い集めるのも骨が折れる。これなら初めからスパイスが配合されているから、煮出すだけで簡単にチャイができる。初心者にはうってつけだった。(20パック入りで630円)

さっそくチャイを作ってみた。鍋に水を入れパックから出した茶葉を投入、煮立ったら弱火にし牛乳を加えさらに煮出す。(水:牛乳は3:7くらいの分量がいいようだ)
最後は茶葉を茶こしでこすのが一般的だが、最初から紐を切ったティーバックごと入れるという荒技もある。

好みに応じてシロップを追加すれば自宅でも手軽においしいチャイが飲める。満足する一方で”禁煙の”スターバックスに駆け寄る理由がまたひとつ減った気がして少々寂しい気もしている。


本日の1曲
Styrofoam Plates / Death Cab For Cutie


続けて読みたいエントリーたち

0 Responses to “おうちでチャイ・ティー”


  1. No Comments

Leave a Reply