バルセロナ発、中野着、papabubble。

昨夜中野の友人宅に向かう途中でそのお店を発見し、どう見ても視線が釘付けになっている自分に『アメ屋さんなんだヨー。たまにネ、飴伸ばし・・・』と説明する友人氏を半ば置き去りにして鼻息荒く入店。・・・飴!?
一見何のお店かわからない外見のその店は『papabubble』というキャンディー専門店だった。

ドアの右手には大きな作業台があり、棚には瓶詰めされたキャンディーが陳列され、壁にもビニールのパッケージに入ったキャンディーが20種類程。全てお店の鉄板の上で作られた手作りキャンディーであるようだ。
ダウンライトのムーディーなスペースににはradioheadが流れている。飴屋にあるまじき佇まいである。あまり広くない空間だが、たった一つ置かれた商品陳列棚とキャッシャースペースがあるだけでその他の無の空間が雰囲気を醸し出している。

閉店間際の21時近くの入店だったが店内には我々のほかにお客さまが3名。おばちゃん2名とおじちゃん1名。
そしてよく見るとただの飴ではないことがわかる。ストライプやフルーツの絵が非常に精密に施されている。そう言えば先日行ったDEAN&DELUCAでこのキャンディーを見た。手に取ってまじまじと見つめたそのキャンディーはここ中野の店で作られていたのだった。

おばちゃん方は『こないだはネー、赤いの買ったのよォ〜』と地域住民もお気に入りの店のようである。『おいしかったわよッ!』と嬉々としているおばちゃんの意見を参考に購入を決める。商品には値札がないが、コソコソ値札を確認するのは結構恥ずかしい。洋服屋で袖の中に手をつっこんで値札をまさぐる行為が苦手である。そしてこのなんともお洒落なキャンディーは心配した程の値段ではなかった。

これは友人氏へのちょっとしたプレゼントに最適。キャンディーの中に文字を入れてくれるオーダーサービスもあるらしいから、おめでたい時には大々的にキャンディーを配りまくるのもいいかもしれない。あー、やってみたい。
今日は一目で虜になったキウイのキャンディーを友人氏へのお土産に購入した。色味も、種のつぶもキウイそのものである。不揃いな長さにもなんとも味わいがある。

帰宅しホームページを見るとどうやらこの店はのバルセロナにヘッドオフィスがあるらしい。・・・バルセロナ!?そしてアムステルダムとトーキョーに店舗があるらしいがトーキョーの店舗が何故、中野の商店街の中にあるのだろうか。そのいきさつは興味をそそる。むむ。
運が良ければキャンディー製作の実演も見ることができるようで、既に次回の来店を目論んでいる。


本日の1曲
Her Voice Is Beyond Her Years / Mew



<papabubble>
中野区新井1-15-13(薬師アイロード内)
03-5343-1286
tue – sat 10:30am to 9:00pm
sun 10:30am to 7:00pm
on monday closed 
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4/6   『食をデザインするDEAN&DELUCA


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