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巡り巡る書籍

先日部屋の模様替えをした。一人暮らしをしていても滅多に部屋の模様替えをしない。この部屋に越してきた時も、間取り図に詳細なレイアウトを決め、引越の荷物を運び込んだ。本棚はここ、机はここ、テレビはここときっちり収まりが良い。

しかし本来ある部屋と部屋をのしきりを取っ払っているためにこのMacintoshスペースからはオーディオが背を向けていた。スピーカーも部屋の向こうを向いている。今の曲もう一回!と思ってもリモコンの電波も壁に阻まれている。したがってチョロチョロと移動を余儀なくされていた。
そして今回ふたつの本棚の場所を移動、オーディオもテレビの上から本棚の上に移動し、互いの部屋の中間に設置した。どちらの部屋に居ても音が届く、すこぶる快適な環境である。

本棚を移動する時、当然ながら中身を一度床にぶちまけることになる。(懐かしいわネー)と手に取る中にももう読まないであろう本がいくつかある。本来、モノを捨てることも売ることも苦手である。できる限り手元に置いておきたい。しかし、人の趣味は変わるし、期待外れだった本もある。

それらをまとめて古本屋に売りにいくことにした。青梅街道沿いの古書店に持ち込み、文庫本29冊は600円に還元された。帰り道の商店街で買ったスリッパの足しにはなった。捨てるはずのものが現金になったのだからヨシとする。休日の古書店は賑わっていた。

実は古本を購入したことはほとんどない。思い出すことができるのは谷崎潤一郎の『細雪』全3巻とマンガの『タッチ』全巻くらいである。以前古本屋でバイトをしていたくせに、本やCDを中古で購入することは滅多にない。

今回移動したのは文庫本専用の棚であるからハードカバーの「もう読まないであろう本」も沢山ある。安く売るのもいいけれど、周りの友人氏達に贈答した方がよい気もする。問題は所有する本に興味を示す友人がいるかどうか。果たして「宇宙開発」に興味がある人が周りにいるだろうか?

古本屋をよく利用する友人氏は「かつて人の手にあったものが自分に渡ってくるっていうその循環が好き。」と言っていた。成る程、知識のリサイクルとはよく言ったもので、今日はその循環の端っこに加わることができた。友人氏のその言葉を思い出してなんだか満足な気分になっている。


本日の1曲
Wander Around / Asparagus

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