任天堂DS 〜タッチスクリーンの衝撃〜
今夜我が家に遊びに来た友人氏が任天堂DSを持って来た。日頃電車内の広告で「脳活性化ソフト」が話題になっているのをなんとなく知っていた程度で物珍しさで釘付けになる。
こうしてDS本体を見るのも、ましてやソフトをプレイするのも初めてだった。今はゲーム機を持ち歩ける時代になったのネと妙に感心してしまう。
まずは『脳を鍛える大人のDSトレーニング』と『もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』に挑戦。
収録された数々の問題で「脳年齢」を測定するらしい。出題形式もバリエーションに富んでいる。しかし出題されるのは決して難問ではなく、うまい具合に頭を使わせる種類の問題だ。
2面ある液晶画面をタッチペンで触れると面白い程スムーズに画面が切り替わる。面倒なボタン操作は必要ない。タッチペンだから出来る、お絵かき問題も楽しい。(そして自分の絵心の無さに肩を落とす)
本体には音声入力のマイクが装備され、プレイヤーの声も認識することができるため、これまでに無いアクティブさでゲームを楽しむことができる。
プレイヤーの名前を手書き文字で登録すると、日々のトレーニング結果がグラフ表示されるようになる。一日のトレーニングが終了するとカレンダーにハンコが貰える。これで飽きることなくトレーニングが継続でき、脳年齢もぐんぐん若返る(はず)。
プロフィールには利き手や生年月日も入力する。プレイヤーの利き手によって画面展開が左右に変化する芸の細かさにも感嘆してしまった。そして初めてプレイしたのがちょうど誕生日で液晶の中の川島教授に何度も「誕生日おめでとうございます」と言われたことも確実に好感度アップに繋がっている。
今回初めてDSを操作して一番驚いたのは文字認識能力の高さだ。
『えいご漬け』では書き取り問題が出題される。画面横のスピーカーから英語の会話文が流れ、液晶画面にアルファベットを書き取っていく。画面に文字を書くと一文字ずつみるみる文字が認識され、画面展開も非常にスムーズでストレスが無い。そして発音チェック問題にトライする時はDS本体に向かって拙い英語を喋るのだ。
こんなに面白いものだとは知らなかった。しかし今はDSを購入するのも一苦労らしく、友人氏も購入までには時間がかかったそうだ。オークションでは定価以上で取り引きされている人気商品らしい。
小学生の時に一世を風靡したファミコンを経て、その後手にした初代プレイステーション以降、ゲームから遠ざかっていた。オンライン対戦が出来るようになり、技術の進化でCGはより写実的になったが、複雑化したソフトに魅力を感じなくなっていたのだ。
任天堂DSはプレイヤーを選ばない感覚的な操作性でゲームの構造を見直した。今回体験したソフトはプレイ中にも親切な説明がこちらを誘導してくれた為、これなら自分の親の世代でも楽しめるのではないかと思った。
ゲームの内容が分かりやすいだけでは支持は得られない。タッチスクリーンの衝撃は思っていた以上だった。
本日の1曲
Solitaire / BEAT CRUSADERS
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