トップページ > 黄昏コラム > 無精者の夏

無精者の夏

一昨日の夜にひじきを煮た。フライパンで作った状態で、キッチンに放置していた。普段は鍋から直接料理をよそう。作った料理を容器に移し替え、冷蔵庫に入れるという手間が面倒で仕方ない。

昨夜帰宅して、フライパンからひじきをよそう。空になったフライパンを流しに置いた時、菜ばしから糸がひいているのに気が付いた。
暗いキッチンの明かりを付け、皿によそったひじきを眺めるとところどころに白と緑の粉が見える。・・・カビだ。試しにこんにゃくを口に含むとぬめぬめしていて、味も発酵食品のようである。納豆やめかぶのような舌触りだ。

普段消費期限にはうるさい。人々は発酵食品の消費期限には寛容であるが、一日でも過ぎたものは捨ててしまう。
しかし、昨夜は腹が減っていた上に、日中からイメージしていた、今夜はひじき!という計画を無視できず、そのひじきを食べてしまった。ちなみに納豆もめかぶも大好物である・・・などと今更言い訳をいっても仕方が無いが、食欲には勝てないということか。

食べ終わった直後すぐに後悔した。ここまであからさまに腐っているものを食べた自分にひいてしまった。

だから夏は嫌だ。キッチンに出したままのお茶はすぐぬるくなり、買ってきた野菜はすぐに腐る。ゴミ出しを怠ると数日悪臭に悩まされる。運転を終えた洗濯機を半日後に開けると既にカビ臭いし、食べ終えた皿には小一時間で虫が寄ってくる。
手間が面倒な無精者は、夏場に疎き目にあう。


本日の1曲
Kung Fu / Ash

続けて読みたいエントリーたち

0 Responses to “無精者の夏”


  1. No Comments

Leave a Reply