Empty Schedule

12月に入った辺りから文具売り場はにわかに騒がしい。縦書きがいいだの、月別のスペースがほしいだの、余白が無いと駄目だの、カバーが重要だの、紙質やサイズ、ペンの収納場所の有無に至るまで好みがあり、皆が理想のスケジュール帳探しに余念がない。

意識してみると皆スケジュール帳をよく開いている。一言日記を書く人、お小遣い帳やダイエット日記を兼ねている人。工夫次第でスケジュール帳の用途はいくらでもある。

ぱらぱらと見本をめくってみる。そこにはより多くのユーザーの期待に応えようと様々な工夫を凝らしたページが広がっていた。
日記帳同様、スケジュール帳を一冊使い切ったことがない。なによりも予定が入るのが苦手な性格である。どういうわけか『来月の○日に』と言われた時点で拒否反応が出てしまう。

途中で飽きることを考えてリフィル式のスケジュール帳を使っていたこともあったが、一度外したノート部分の取り扱いに困り、机の引き出しに仕舞ったまま二度と見ることはなかった。バラバラになったページは愛着も沸きにくい。

以前友人に無断でスケジュール帳を見られた経験もちょっとしたトラウマだ。ある時少し目を離した隙に、友人が自分のスケジュール帳を熟読していた。いくら友人とはいえ、これでは何処へ行って何をしたかが筒抜けである。日記や日誌を持ち歩いているようなものだ。それからというもの、なんとなくスケジュール帳からは遠ざかっていた。

OSのアップグレードをきっかけにずっと使ってみたかったiCal(Macintosh用スケジュール管理ソフト)を手に入れた。現在はiCalを触るくらいである。この部屋にはカレンダーもなく、曜日の確認などは専らアイカル頼みである。
リンクも貼れて、カテゴリ分けも簡単。今の所はこのやり方が自分に合っているみたいだ。

方や今年もまた、何人かの友人の『スケジュール帳買わなきゃ』という発言を聞いた。毎日使うスケジュール帳を新しくすることで新年を迎える準備が整うのかもしれない。一年間使うことになるのだから真剣になるのも頷ける。

文具売り場では若い女性たちが真剣な眼差しでスケジュール帳を食い入るように見つめていた。見本をめくりながら真剣な表情を見せる友人達を見ていると、すごく重要な事柄の決定を目撃しているような気分になった。


本日の1曲
Is Yesterday Tomorrow Today? / Stereophonics

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