チケット争奪戦
また先行抽選にハズレた。
今年に入ってから2連勝だった。ストレイテナーは公演日直前の電話発売で運良く手に入れることができたし、数日前にはZAZEN BOYSのチケット当選の知らせが来た。
今年はチケット運がいいのかもしれない、というのは楽観だったようだ。
5、6年前に比べると明らかにチケットの争奪戦は激しくなっているんじゃないかと思う。実際にそう感じる。
(チケットってこんなに取れなかったっけ!?)と。
大学時代にNUMBERGIRLのライブによく行ったが、わりにすんなりとチケットが取れた記憶がある。SHELTERやLOFTのようなライブハウスでは店頭発売に並んだりしたがZEPP TOKYO、SHIBUYA-AX、赤坂BLITZくらいのハコであればチケットを手にすることができた。
NUMBERGIRLの場合はライブ会場で配られる「全国共通模試(懐かしい)」と呼ばれるアンケートに回答すると事前にDMが送られてきた。一度そのDMが届かず、慌てふためいて事務所にメールしたことがある。今思うと相当慌てていたはずでちょっと恥ずかしい。
当時もNUMBERGIRLは十分「人気」があったと思うのだ。でも行きたくても行けない状況はなかった。
だが今やチケットを手にするのにこんなに苦労する時代になったとは。
昨年の11月から年末にかけて、おそらく15連敗くらいした。
インターネットで先行抽選受付を申し込むたびに落選のメールが来た。もはや、人気のあるバンドはFESでしか観ることができない状態なのか。
「FESが定着し、ライブに行くことが特別なことではなくなってきた」とはよく言われるが、CDを聴く→ライブに行きたい→チケット購入、という思考の流れがよりスムーズになってきたのかもしれない。それこそアーティストには嬉しいことだろう。
大きな会場でのライブはオーディエンスの顔が見えないし、ライブの意味が希薄になると考えるバンドもいる。その意味は理解できるし、実際ライブ中にステージ脇のモニターを眺めるのはあまり好きではない。
しかしながら、約束された素晴らしい時間を、抽選で逃し続けるのは結構さみしい。
本日の1曲
Just Go On / Asparagus
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