買い物日誌003 まなつのねどこ
シーグラスクッション丸型
¥840
購入場所 カラコ 吉祥寺店
夜帰宅して玄関の明かりをつけるまでの間、奥の部屋の暗がりから白い物体がノソノソと歩いてくる。ハク氏は部屋と部屋の境目でドサッと床に寝転んで、体の片側をぺったりフローリングに押しつけている。
そこはエアコンの風が直接あたるポジションで、要するに(暑いから早くなんとかして)という彼なりの意思表示なのだ。愛猫ハク氏、真夏はなかなか足下まで迎えに来てくれない。真夏は家を開ける間、エアコンをタイマー運転しているものの、無情にもタイマーはやがて切れてしまう。
この部屋の中でハク氏の気に入りの場所は何ヵ所かある。おそらく昼間の彼が長く滞在しているのは、窓際の木製のイスの上。そこには彼のお気に入りのクッションがあるからだ。
ふかふかのシャギークッションは肌触りがよくてボリュームがあり、四方からハク氏を包み込んでくれる。しかしいくらお気に入りとはいえ、夏はちょっと暑そうだ。
だから今年はハク氏にシーグラスのクッションをプレゼントすることにした。「シーグラス」は東南アジアの海沿いに生える植物で、香りはい草によく似ている。この上で寝転がったらさぞかし気持ちいいだろうナァ。売り場で猫の気持ちになって表面を撫でる。
クッションをガサガサと袋から取り出す。隣では神妙な面持ちのハク氏が開封の儀式を凝視している。タグを切り取り、定位置のイスの上に置いてやるとハク氏はぴょんと飛び乗った。鼻を押し付け臭いを嗅いだ後、飼い主の帰宅で一時中断した居眠りを再開した。人には判らない猫の基準をこのクッションはクリアしたようだ。
その寝心地を結構気に入っているのか、単に窓際の場所が好きなのか真意は定かではないものの、以来ハク氏の寝床としてシーグラスクッションは活躍している。
ハクの体に鼻を押し付けると涼やかな水草の香りがする。
そんな香りの残る猫を抱き締めるのは良い。真っ白な夏毛についたさわやかな残り香は、新しい我が家の夏の風物詩になりそうである。
本日の1曲
ひまわり / 大貫妙子
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2008/08/10 『買い物日誌002 慎ましいソーダ』
2008/07/12 『買い物日誌001 明け方のピエール』
ご無沙汰でした・・・PC不具合でやっと新しいのが来たので、ものすごくご無沙汰ですがやっとコメントできます!
パックン元気で何より!!
暑くてうなだれてるパックンが想像できるよ。
「よく毎日耐えてるね、偉い!」って褒めてあげたいね。
パックンなんかお気に入りのかわいいものもらったんだね〜。よかったね、パックン。やっぱり涼しいのかな。
話が飛びますが、昔tasoが作った意味不明のパックンの歌を口ずさんでみたら、意外と歌詞?覚えてたよ、笑。
>ファーファさん
モンゴリさんに続きファーファさんもパソコンを新調したんですか!なんと!
新しいパソコンは良いものです。驚きがいっぱいで、何でもできそうな錯覚に陥ります。
ようやく夏が終わろうとしているので、飼い主は一安心です。真夏に猫を置いて家を空けるのはちょっと気が引けるよね。
意味不明のパックンの歌は、実は今の職場でも歌っています。隣の席の方に「やめてもらえますか?」と文句を言われながら歌っています。
地道にレパートリーが増えてきました。