FUJIROCK道 〜0時を過ぎても!編〜

1日目、不覚にも疲労困憊で起き上がれずテントの中でFranz Ferdinandを聞く。戻ってきた友人P氏に聞くところによると相当エキサイティングなステージだった様子。しかしFUJI ROCK FESTIVALは真夜中も続く。その日のライブアクトが終了してもフジロックは終わらない。

テントにいても、各ステージからの音楽が聞こえてくる。0時過ぎ、Rookie A Go-Goから聞こえる『テントん中でヤッてんじゃねー!!』の雄叫びに笑い(そういう楽しみもあるのか、ふむふむ)と人知れず学習する。そっとメモる。
インディー魂溢れるシャウトに大反応のC氏と共に、深夜の会場に乗り込むことにした。

パワフルな深夜のルーキーを眺め、ひとしきり踊り終えると、先程までの眠気はどこへやら。大道芸人がファイヤージャグリングを披露し、オーディエンスも湧く!
その雰囲気に完全に覚醒した我々は意気揚々と深夜のOASISエリアへ向かった。真夜中であるのにも関わらず、会場からの「帰る人」より「向かう人」の方が多いのはどういうわけか。人々の表情は真夜中特有の活気に溢れている。

Red Marqueeは巨大クラブと化していた。アゲることしか考えていないような超アッパーなScratch PervertsのDJプレイに踊りまくる。(苗場で”Smells Like Teen Spirit”を大音量で聴けるとは思っていなかった!)
座敷のある苗場食堂は酔っ払い達の愉快な宴が繰り広げられている。大道芸の愉快なお兄さんが放った駒は、夜空に垂直に高く高く舞い上がる。

深夜のフジロックの魅力に覚醒し、2日目も乗り込むことにした。最早深夜の活動は一日の予定に組み込まれていたから、Red Hot Chili Peppers終演後に大人しくテントに戻る。

するとP氏とC氏は電気グルーヴ話で盛り上がりまくっていた。曰く、『電気グルーヴのステージに世界を見た』らしい。そう、こちらが一人でモタモタと所要を済ませている間、キャンプサイトには『富士山』のメロディーがこだましていた。電気グルーヴを見逃したことはフジロック一番の後悔だった。

2日目の深夜2時頃、テントから強引にP氏を引きずり出し再び深夜の会場に向かった。今宵、何千人を巻き込んでの一大夜遊び。無責任に『卓球DJやんないかナー』などと話しながら歩いていると何故か段々早足になってくる。

OASISにて友人D氏と落ち合う。そこで彼の素敵な耳打ち。パープルヘイズで石野卓球氏がDJプレイ中だと聞き猛進する。おおお、瀧氏もいらっしゃるではないか。
突然のサプライズに踊り狂うP氏。歓喜するオーディエンス。瀧氏の満面の笑み。言う事なし!

サプライズはこれだけではなかった。超個人的ムフフな遭遇も含め、フジロックの思い出は深夜にも作られた。


本日の1曲
Smells Like Teen Spirit / Nirvana


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>>connection archive >>
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2006/08/02 『FUJIROCK道 〜魅惑のエンバイロメント編〜
2006/08/01 『ストレイテナー @FUJI ROCK FESTIVAL2006
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2006/07/27 『FUJIROCK道 〜出発直前!いざ苗場編〜』 
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