8月 17th, 2008 by taso
シーグラスクッション丸型
¥840
購入場所 カラコ 吉祥寺店
夜帰宅して玄関の明かりをつけるまでの間、奥の部屋の暗がりから白い物体がノソノソと歩いてくる。ハク氏は部屋と部屋の境目でドサッと床に寝転んで、体の片側をぺったりフローリングに押しつけている。
そこはエアコンの風が直接あたるポジションで、要するに(暑いから早くなんとかして)という彼なりの意思表示なのだ。愛猫ハク氏、真夏はなかなか足下まで迎えに来てくれない。真夏は家を開ける間、エアコンをタイマー運転しているものの、無情にもタイマーはやがて切れてしまう。
この部屋の中でハク氏の気に入りの場所は何ヵ所かある。おそらく昼間の彼が長く滞在しているのは、窓際の木製のイスの上。そこには彼のお気に入りのクッションがあるからだ。
ふかふかのシャギークッションは肌触りがよくてボリュームがあり、四方からハク氏を包み込んでくれる。しかしいくらお気に入りとはいえ、夏はちょっと暑そうだ。
だから今年はハク氏にシーグラスのクッションをプレゼントすることにした。「シーグラス」は東南アジアの海沿いに生える植物で、香りはい草によく似ている。この上で寝転がったらさぞかし気持ちいいだろうナァ。売り場で猫の気持ちになって表面を撫でる。
クッションをガサガサと袋から取り出す。隣では神妙な面持ちのハク氏が開封の儀式を凝視している。タグを切り取り、定位置のイスの上に置いてやるとハク氏はぴょんと飛び乗った。鼻を押し付け臭いを嗅いだ後、飼い主の帰宅で一時中断した居眠りを再開した。人には判らない猫の基準をこのクッションはクリアしたようだ。
その寝心地を結構気に入っているのか、単に窓際の場所が好きなのか真意は定かではないものの、以来ハク氏の寝床としてシーグラスクッションは活躍している。
ハクの体に鼻を押し付けると涼やかな水草の香りがする。
そんな香りの残る猫を抱き締めるのは良い。真っ白な夏毛についたさわやかな残り香は、新しい我が家の夏の風物詩になりそうである。
本日の1曲
ひまわり / 大貫妙子

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8月 15th, 2008 by taso
01 まずはかき氷で体を冷ましながら会場へ。コーラかき氷 ¥300/プリンスホテル。02 トッピングのカットマンゴーがやみつき。マンゴーかき氷 ¥400/サワディー。03 目が覚める美味さであっという間に完食。ベーコンエッグベーグル ¥500/BAGEL&BAGEL。04 今年の飯モノ一位はこれ!バジル炒め ¥800/ジャスミンタイ。
1日に4万人が来場するフジロック。会場の各エリアには沢山の屋台が出店する。ステージを移動する合間に立ち食いで手早くかっこんだり、ライブを観ながらゆっくり食べたり。屋外で食べるおいしい料理もフジロックの大きな魅力なのだ。
初日昼、会場に入って初めて食べたのはマンゴーかき氷。フェスではお馴染みのタイ料理店、サワディーが今年も出店している。見つけるやいなや駆け寄って列に並ぶ。タイ人の青年が氷をかき、カットマンゴーに練乳をかけてくれる。心の中で「more!more!」と煽りながら凝視する。
2日目、苗場プリンスホテルの出店舗でコーラかき氷なるものを発見した。初めてのコーラ味はハマる美味さで、市販されていたら毎日食べたいくらいである。キャンプサイトの入り口で売っているので、一日の行動を開始する前のクールダウンに最適。スプーンの代わりに割り箸が突き刺さるロックな一品。
苗場の夏の平均気温は25度だそうだ。連日熱帯夜が続く東京に比べれば夜は格段に快適だが、昼間はやはり暑い。クーラーの効いている施設もなく、かき氷でクールダウンしながらでないとしのげない暑さだった。かき氷は暑くて身体が動かないときの救世主である。
3日目の豪雨の最中、苗場食堂に入店。フジロッカーにはお馴染みの人気店で、豚汁や焼き魚を安価で提供してくれる良心的なお店。いつも混んでいて、なかなか座敷に座ることができないが、雑木林に突き出たステージではライブも行われるというフジロックの名物スポットである。
最大のフードエリアOASISは、目移りするような豊富なメニューが迎えてくれる。食べるものがなかなか決まらずぐるぐる徘徊してしまうくらいだ。
そのOASIS奥にあるワールドレストランは、イギリスのフィッシュ&チップス、フランスのキッシュ、スペインのパエリアなど、各国の代表的なメニューが揃った屋台エリア。木陰のパラソルには外国人氏の姿も多い。
出店している屋台のほとんどは実在の店舗からの出張である。ランチタイムはいつも混雑しているサワディー(渋谷)や、エチオピア料理の人気店、クイーンシーバ(中目黒)など、各地の厨房からフジロック部隊がやってくるのだ。
六本木に本店があるというジャスミンタイのバジル炒めを2日連続で食す。ピリ辛の粗びき鶏肉が盛られたご飯は空腹に染みるうまさだった!
2日目の朝、涼しい丘での二度寝からテントに戻ると、C氏はニコニコとベーグルを差し出した。都内ではお馴染みのBAGEL&BAGELがフジロックで出店しているのだ。
涼しい丘に引き返し、C氏の優しさを感じながらベーグルを頬張る。炭の芳ばしい香りがするベーグルは想像以上に美味しかった! 山の緑とカラフルなテント、遠くで聴こえるマイクチェックワンツー、with そよ風。胸踊るシチュエーションに幸せな気分になる。
会場内のペットボトル飲料の価格は200円、食事は500〜800円と言ったところ。ちなみに今回食べた一番高額なメニューは、ドラゴンドラで行ったたしろ高原の「アルム」で食べたカレーライス1,200円。(至極普通のカレーだが、山の頂上まで食材を運ぶことを思えば納得の価格である)
ところでフジロックはリサイクルも徹底している。場内のごみ捨て場にはスタッフが立っていて分別をレクチャーする。紙皿はつぶして捨て、ペットボトルはラベルを剥がす。お目当てのライブへと急いでいても、食べた後はキチンと分別しなくてはいけない。
3日間に出るごみの量を考えればリサイクルも大規模である。昨年回収したペットボトルと紙コップは、それぞれ今年のゴミ袋とトイレットペーパーにリサイクルされたらしい。普段リサイクルに関心がないフジロッカーをその気にさせる、お見事!な演出である。
本日の1曲
飴色の部屋 / くるり

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8月 10th, 2008 by taso
水出しミント ジュレップソーダ
¥150
購入場所 ナチュラルローソン 渋谷道玄坂一丁目店
シリーズの第1段、「ピール漬けハチミツレモン」が発売されたのは2007年5月。【世界のKitchenから】は、各国のお母さんが作るレシピに注目し、諸外国で親しまれている飲料を期間限定で商品化しているシリーズ。これまでに8種類が発売された。
今月6日に発売された「水出しミント ジュレップソーダ」は、キューバの “モヒート” というカクテルをヒントに作られたそうだ。水出ししたミントをソーダで割り、レモングラスとグレープフルーツ果汁を加えたさわやかな味になっている。
愛嬌のあるフォルムのボトル、真夏のキューバをイメージしたというニュアンスのあるカラー、同系色で細かく印刷されたパターン。発売日には会社のデスクでそれを飲みながら、ボトルを目線の高さに持ち上げてクルクルと回し見る。シリーズから新商品が発売される度に胸が躍る。
これまでに飲んだことのないちょっと新鮮な味は、食文化の異なる外国のレシピを取り入れているからこそ。外国の飲料からこっそりヒントを得るのではなく、思いきりひとつのシリーズにしてしまったアイデアも面白い。
ところで、電車の車内でよく見かける【世界のKitchenから】の広告には文字が多い。発売される商品が、どの国でどんな風に飲まれているか。商品が生まれた背景やレシピを丁寧に説明することで、広告にも慎ましさが漂っている。カリグラフィー的なフォントにも味わいがあるし、「とろとろ桃のフルーニュ」「ディアボロ・ジンジャー」などひと工夫あるネーミングも秀逸で、思わず飲んでみたくなる。
【世界のKitchenから】は、ウェブサイトにもちゃんと手がかかっている。各国の旅行記が美しい写真と共に掲載されていたり、セカキチ ファンクラブには、ブロガーのクチコミが集まる。日本で発売された “セカキチ” を地元の人に試飲してもらうコンテンツなどもあって、ついつい読み込んでしまうのだ。
少し前に、これまでに発売された全てのボトルを集めた広告を見た。それぞれが集まった姿は、日の当たる軒先に無造作に並んだガラス瓶を想像させた。
それを見て、最初から並べる前提で作られていたのかもしれないな、と思った。そのさりげなさは完璧で、しばらく見とれてしまったほどだった。
販売が終了しても、デザインやコンセプトが優れた商品は、長く人々の記憶に残る。【世界のKitchenから】もきっとそんなシリーズになるんじゃないかと思う。
本日の1曲
蜃気楼の街 / SUGAR BABE
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2008/07/12 『買い物日誌001 明け方のピエール』