5月 5th, 2009 by taso
自宅では『あ。』『そういえば』と何かを思い出してはMacの前に座っている気がする。
段ボールの収集日や店舗の営業時間などちょっと確認したいことは日常的に訪れるし、知らない店の行列を見れば自宅に戻って(ドーナツ屋かぁ)と納得する。インターネットが普及する前まで、検索行為なしで生活が成り立っていたなんてちょっと信じられない。
今ではiGoogleが生活の一部になっている。iGoogleとは、GmailやGoogle AnalyticsなどGoogleが提供する各種サービスの管理画面でもあり、自分用に好きなガジェットを表示させることができる情報ページでもある。
ニュースのヘッドラインはもちろん、AmazonのトップセラーランキングやKizashiのワードランキングで今の話題を知ることができるし、本日のNASA画像で宇宙に思いを馳せることもできる。iGoogleは情報収集と暇潰しを兼ねたページなのだ。
仕事でもプライベートでもインターネットが欠かせない生活で、1日に何百のウェブページを閲覧している。そしてほとんどその度にウィンドウを開いたり閉じたりしている。ウインドウの端の「閉じるボタン」めがけてマウスポインタを移動したり、左手でショートカットを叩いたり。今まで普通にしていたアクションも、(手間なことしてたなぁ)と思ってしまう。マウスジェスチャーを使い始めた今となっては!
マウスジェスチャーとは、マウスの動きだけでアプリケーションに特定の指示を出すこと。ソフトをインストールすればブラウザなどにマウスの動きに応じた指示が出せる。
自宅のMacにSafariGesturesを導入したら、開いたり閉じたりの煩わしさから解放された。マウスジェスチャーが優れているのは、オリジナルのジェスチャーを登録できるところで、「戻る(←)」や「進む(→)」以外にも、よく使う動作を割り当てることができる。
例えば今までショートカットを使っていた「Safariを隠す」アクション(command+H)も、マウスを下にずらす(↓)だけで可能になるし、「新規タブを開く」はVの字(↓↑)のジェスチャーで可能。「タブを閉じる」時は右クリックを保持しながらL(↓→)を描けばいい。マウスの軌跡が表示されるのもわかりやすいし、きっちり描かなくても認識してくれるのも素晴らしい。
自宅と会社など、複数台のマシンを使う場合でも同じジェスチャーを設定しておけば戸惑うこともない。ジェスチャーに慣れるとSafari以外のアプリケーションでもマウスジェスチャーしたくなってくる。(間違えて空振りすることもしばしばある)
毎日ブラウザを使いまくる人にも、画面の小さいネットブックを使う人にもマウスジェスチャーはおすすめ。小さな閉じるボタンを狙い撃ちしなくても、左手をショートカットの形に準備する必要もないのだ!
本日の1曲
Move / CSS

【番外コラム】Google Analyticsの解析結果によると、の話。
■Internet Explorer / Windows 51.74%
■Safari / Macintosh 21.28%
■Firefox / Windows 17.41%
リヴィング・トーキョーを閲覧している方のユーザー環境の円グラフです。自分と同じ環境の方(Safari / Macintosh)は21.28%。
Macのシェアを考えれば、意外に多いと言えるかもしれませんね。
やはり一番多いのはWindows OSでInternet Explorerをご使用の方。(IEだとページ表示がうまくいっていないところがあるので・・・少し戸惑う)
IEユーザーの皆さん、IEには【HandyGestures】というソフトがあるらしいです。
4月 6th, 2009 by taso
天気予報で今年の桜は日曜日が見頃と言っていた。ということは今日を逃したら“見頃の週末”は来年に持ち越しになってしまうのか。そう思うと今日を逃してはいけない気がしてきて、半端な焦燥感で自転車を発進させた。
このあたりのお花見スポットといえば、井の頭公園や代々木公園が有名である。
しかし、一番身近な桜は実は「電車から見える桜」なのだ。高円寺から総武線で新宿に出、山手線に乗り換えて渋谷まで行く通勤ルートでは、中野駅と東中野駅の近辺で桜を見ることができる。
中野駅の駐輪場の桜は電車の中からよく見えるし、東中野の神田川沿いの桜はぜひ降り立って見てみたいと思わせる。だから今日の行き先を中野区に決めた。
まずは中野駅北口駐輪場に到着。先週は5分咲程度だったのに、今日はほぼ満開に近い。駐輪場の敷地に入ると屋根の隙間からもこもことした桜が見える。振り向くとすぐ近くのホームから携帯のカメラをかざして写真を撮っている人も見えた。(ところで、もこもこした桜と普通の桜ではもこもこした桜の方が好みかもしれない)
駅前広場に行くと、ちょうど中央線の旧型車両がホームに停車中だった。現在ではほとんどが新型車両に変わっていることもあり、思わずオレンジの無骨な車両の写真を撮る。中野サンプラザを過ぎ、頭上の道路標識を見ると哲学堂公園の文字。早稲田通りを右折して神田川に出ようかと思っていたが、前から気になっていた哲学堂公園に行ってみることにした。
桜の時期の中野通りは両脇がピンクに色づいている。桜祭りが開催されていて人通りも多い。中野通りは、ここで生活する人々の通年の期待が報われたような明るい雰囲気に満ちていた。
この美しさ、この集客力。短い期間しか見ることのできない桜は強烈に季節を印象づけるのだなぁ、と今更ながら思ってしまう。
長く続く桜並木を進むと新井天神に到着。お賽銭を投げて二礼二拝をする。中野通りは路線バスの往来が多く、今日は混雑で進むのもままならない感じだ。歩道橋の上には、カメラを構えるたくさんの人が見える。
再び自転車にまたがり、中野通りを北上する。途中で森羅万象(Shinra Bansho)というインテリアショップに入店。ランプや椅子など、部屋の雰囲気を変えてくれそうなセンスの良い品揃えで気に入ってしまった。
一際人々が歩道から溢れている地点に差し掛かると、そこが哲学堂公園だった。入り口付近に自転車を止め園内に入ると花見客の賑やかな声がする。雑木林を散策していると自分と同じNikonの一眼レフを持った少女がなにやら呟きながら写真を撮っていた。そういえば小さい頃、親に渡されたカメラは特別なオモチャだった。きっと家族に誉められて写真が好きな子になるんだろう。
哲学堂公園のサイトによると『明治39年に東洋大学創立者井上圓了博士によって精神修養の場として開設』された『全国に例を見ない個性的な公園』ということらしい。
一部では哲学のテーマパーク(!)といわれているようで、「理想橋(りそうきょう)」や「常識門」「時空岡(じくうこう)」など施設には哲学ライクなネーミングがついていて結構面白かった。
哲学堂公園をゆっくり見物し終えると日が暮れかかってきた。シートを片付けだす花見客も多い。酔っ払っているのか日焼けしたのか、赤い顔をして公園を後にする人々。
写真を撮る人ならわかると思うけれど、街中で写真を撮っていると通りがかりの人にレンズの向く先を見られることがある。その時撮っているものが、撮るに足らないモチーフ(例えば雑草や石ころや鉄屑など)だったりすると『いや、その、あのですね』と言い訳をしたくなったりもする。
でも今日は、通りでカメラを構えていても『何を撮ってるんですか?』と聞く人はいない。今日は皆が桜に向かってカメラを構えていたんだから!
本日の1曲
ファンタスキッス / bonobos

3月 11th, 2009 by taso
SIGMA 30mm F1.4 EX DC /HSM
¥49,000
購入場所 ビックカメラ新宿西口店
一見難しそうなレンズの商品名は、その特性が数値で表された “実に親切なもの” なのだ。30mm F1.4と書いて「明るい標準レンズ」と読む。
30mm F1.4とは、焦点距離30mmで開放F値が1.4のレンズということ。
焦点距離とはレンズと撮像素子(フィルム)までの距離で、いわゆる写真に写る範囲を表す。一般的なデジタルカメラの場合、30~35mmが標準レンズに相当する。「標準」とは人間の視野(45°)に近いということなのだ。
※ 数値が小さくなれば広く景色が写せる「広角レンズ」、大きくなれば景色の映る範囲の狭い「望遠レンズ」となる
開放F値はレンズの明るさを指す。数値が小さくなるほど光がたくさん取り込める「明るいレンズ」ということ。明るいレンズほど値段は高くなるが、ピントの合う範囲が極端に狭くなるので、被写体を際立たせる美しい背景ボケが好きな人にはたまらない。
一ヶ月前にD90を購入した時、レンズを買わなかった理由はいくつかある。
■ 購入時はNikonの35mmレンズがF2.0のものしかなかった
(夜や室内の撮影を考えると2.0では少しもの足りない?)
■ Nikonから近日中に35mm F1.8のレンズが発表されるという噂があった
(少なくともF2.0よりは明るいということだ)
■ SIGMAの30mm F1.4も気になる
(値段は張るが開放F値1.4は捨てがたい)
新しいレンズを買うまでの間、とりあえず手持ちの50mmを使うことにした。しかしマニュアルのレンズでは、F値・シャッタスピード・ピントを一枚撮るごとに手動で設定しなくてはならない。これではせっかくの高性能が発揮できないし、中望遠レンズでは狭い室内での人物撮影がドアップになってしまう。やはりD90用にレンズを購入する必要は、ある。
ボディを買ってから一週間程して、噂通りNikonから35mm F1.8のレンズが発表された。まずは3月6日の発売日を待ち、店頭で実写してから買うのがよさそうだ。
Nikon35mm F1.8の魅力は手頃な価格と200グラムという軽さ。対してSIGMA30mm F1.4のレンズは、400gもある大口径でずっしりとしている。価格も高いがF1.4の値は心強い。このどちらを選ぶかで散々悩む。
週末、意気揚々とビックカメラに向かう。カメラ売り場に直行して持参したD90にSIGMAとNikonの両レンズを装着して試写させてもらった。
声を掛けた店員氏は二つのレンズをテーブルに並べ、細かな説明を始めた。カメラ好きからすると、やはりSIGMAが優勢な様子。確かに価格の差も歴然としている。
実物を触ることで、カタログの数字を睨んであれこれ考えていた理論が覆ってしまうことがある。SIGMAのレンズは想像より重くて大きかったけれど、その分の頼りがいを感じさせてくれた。手に馴染む質感もなかなか良い。
悩むこと10分。D90に窮屈そうに大口径のレンズがくっついているものなかなかキュートな気がしてきて、SIGMAの30mm F1.4 EX DC /HSMを購入することにした。
ようやくデジタルの悩ましい問題に終止符が打たれた。悩ましい時間は過ぎたのだ!
本日の1曲
Wave Of Mutilation / Pixies

2月 26th, 2009 by taso

mucu レザーリングノート
¥3,150
購入場所 mucu オンライン
まずは「A5版くらいの大きさ」。ページの端を押さえることなく片手で書き込める「リングノート」。客先に持参することも考えると「汚れが目立たない」ものがいいし、好みをいえば「罫線が控えめ」な方がいい。
こんな風に、仕事で使うノートにはいくつかの条件がある。ノートは毎日何かを書き込む業務の友なのだ。長く使った前任のノートが残り少なくなってきた頃、次は気に入ったノートを使おうと決めた。
そんな折、インターネットで日本製のステーショナリーブランド【mucu】を知った。
ノートやメモパッドには本革やリネンを使用したものもある。素材にこだわった上質なラインナップは喜びを与えてくれそうな予感がする。mucuの本革リングノートは、まさに求めていた品だったのだ。
いよいよノートが最後の1ページに差し掛かった。渋谷区内でmucuの扱いがありそうな店舗を当たってみたものの、お目にかかることができなかった。
業務上ノートが無いと色々と不便も生じてくる。スペースを節約するためにちまちまと小さく文字を書く始末。噴出するノート欲!
次の週末まで待てないナァ、と思っても取扱店舗に行く時間もない。そこでmucuのサイトからメール注文すると、迅速なご対応のおかげで翌日にノートが到着した。
切りっぱなしのレザーは柔らかく、使い込むわくわく感も沸いてくる。そう、本革は長く使ってこそ。だからmucuではノートの用紙入れ替えサービスがある。使いきったノートを郵送すれば中身を入れ替えた自分のノートが返ってくるのだ。
ものを買うということは、作り手の姿勢を買うことでもある。作り手の思いを感じたなら魅力は増すだろうし、それにはお金を払う価値があると思っている。
今日、客先にこのノートを持参した。お気に入りのヌメ革の名刺入れとセットで使うと一段と絵になるナァ、とシリアスな打ち合わせを前に悦に入った。
本日の1曲
Creepin’ In / Norah Jones
mucuリングノートの主な取扱店舗(首都圏)
■六本木 AXIS リビングモチーフ
5th Alley Studio (東京ミッドタウン内)
■青 山 スパイラルマーケット
■銀 座 伊東屋 本店 4F
■キャトルセゾン 銀座・新宿店
■IDEE SHOP
2月 17th, 2009 by taso
2月14日(土)
東武日光線に乗るため朝10時に浅草で待ち合わせ。桃熊氏も静岡からやって来て、C氏と3人での久々の再会となった。
今年揃って本厄を迎える我々は、厄払いを口実に旅行をすることにしたのだ。
各駅停車の懐かしいボックスシートに向かい合って座り、のどかな風景を眺めながら約3時間で東武日光駅に到着。
そこから更にバスに乗ること約30分。『正月には走り屋が度胸試しに使うんだよ。』(C氏談)という、急勾配かつ曲がりくねった「いろは坂」になんとか耐えて、中禅寺温泉駅に到着した。
バス停の近くの「華厳の滝」で荘厳な景色を眺めていると野生の猿の姿があった。体毛が綿毛のようにふわふわしていて愛くるしい。ここは標高が高く麓と比べると随分気温も低い。夜はどうやって過ごしているんだろう。住居のような洞穴でもあるのだろうか?
日光は湯葉が名産らしく、土産物屋には生湯葉をはじめ、湯葉の加工品がたくさん並んでいた。ゆばカレーや、ゆばプリンなんていうのもある。まずは3人揃って「ゆばコロッケ」を食べてみた。塩を軽くふってかぶりつくと、湯葉の歯ごたえを確かに感じる逸品であった。もちろん、この日宿泊した湖畔の民宿でも湯葉の煮物や刺身が出された。湯葉好きには嬉しい。
夜は温泉に浸かる。硫黄泉独特のパーマ液みたいなにおいがする。露天風呂は冷たい外気が心地よかった。前日の睡眠不足が祟って、夜は至極アッサリと就寝。
2月15日(日)
東武日光駅まではバスで30分ほどかかる。一旦東武日光駅まで行きロッカーに荷物を預け再びバスに乗る。15分ほどで
二荒山(ふたらさん)神社に到着。C氏の知人に運気が好転した人が何人もいる、ということで厄払いに選んだ神社なのだ。
昨日のように風もなく絶好の散策日和。まずは参拝を済ませ、厄払いの受付をする。
申込書に住所と名前とそれぞれの読み仮名を記入し願い事に二つまで丸をつけるが、二つ、というのは結構悩ましい。祈祷料の5,000円を支払って待合室で待つこと約15分。我々3人と一家族の祈祷が始まった。
頭を下げ、しゃんしゃんと鈴の音を聞く。お経のような口調で各人の住所と名前が読み上げられた。(だから読み仮名が必要だったのだ!)神様に住所を知らせてもらったことで守られている感が増幅した。
お札と厄除けの御守りを受け取って満たされた我々は、昼食を食べてから
日光東照宮に向かった。国宝に指定されているいくつもの建立物には、細かな彫刻が施されている。立体的で過剰なほど詰め込まれたモチーフが目を飽きさせない。
東回廊には「眠り猫」がいた。話には聞いていたけれど、大きな像を想像していたからひっそりとしていて意外だった。我が家で留守番をしている高円寺の眠り猫、ハク氏を思う。そして「三猿像」のキャラクターがが思いの外、漫画調であることにも驚いた。
ところで、C氏は納経帳(のうきょうちょう・参拝の証として朱印を貰うための帳面)を持参していた。そんな神社通のC氏は昨日から『人から買って貰うのがいいみたいだから』と言っていて、こちらの知らぬ間に自分と桃熊氏に御守りを買って手渡してくれた。C氏の思い遣りが滲みる。これからC氏に会った時にはニ礼二拍手一礼をしなくては、と桃熊氏と笑いあう。
おみくじを引き(吉)、運試し輪投げをする。(全員入らず)
今年は三者三様に変化のある年になりそうな気がする。どうかそれぞれ、気負わず自分らしく過ごしていけます様に。
本日の1曲
つたえるよ / 100s